よくある質問Q&A
会社全体の業務フローを、理解できている人はまずいません。知っているのは、自分の部署だけでしょう。また、上司は部下の仕事をよく知りません。部下は、上司の仕事を知りません。みんな部分しか知らずに、会社は動いていきます。これくらい、会社の業務フローとは「謎の代物」なのです。
「謎の」業務フローを、絵に描いてみる。IT風の見にくいフローチャートではなく、「右から左へ、上から下へ」、渓流を水が流れるように描きます。すると、会社の仕事の流れが見えてきます。「こんな大変なことをしていたのか?」「こんなメンドクサイことをしていたのか!」「もっと、違うやり方がある(ムダを省ける)はず」様々な事実が、明らかになるはずです。
まず最初に、新しいシステムを導入することは「莫大なエネルギー」を必要とします。現場から人を抜いて導入を準備をし、社員は新しいシステムの操作を習得しなくてはいけません。システム導入により、仕事のやり方が変更になります。何より大変なのは、これまでの仕事のやり方を捨てることです(多くの人が捨てられず、新システムと二重入力をします)。
これだけの大変革を成功させられるのは、「会社の業務フロー」が整理できている会社だけです。つまり、「業務改善を実現」してから、新しいシステムを導入するのが長期的に見て近道なのです。
古いシステムにも、よいところがあります。
(1)操作に慣れている(=入力スピードが速い)
(2)システム動作を理解できている(マスタ管理も理解できている)
(3)計算間違いをしない(システムバグがない、出尽くしている)
業務改善は、業務フローを変更します。新しい仕事をすることになります。新しい仕事を始めるとき、システムは信頼できるものを使うべきです。これが慣れない新システムだと、仕事が滞って大問題に発展しかねません。
以上の理由から、新しいシステムは必要ないのです。
社内の円滑な人間関係、これを維持しないと「業務改善」は成功しません。
そのために必要なのは、優れた説明資料でしょうか?じつは、そうではありません。「タイミング」です。自分の上司、お隣の部署、そのほかの部署、経営層。みなさんが、業務改善の進捗を気にしてくれています。その心配のタイミングを逃さないように、出向いてみなさんの思いを聞いて大切にすること。これが、求められている社内調整です。

